【2025年版】今選ぶべきレンタルサーバーとは?──LiteSpeedの快進撃と日本の現実
私のこのサイトは、今でも独自サーバー上でXen仮想化を使って安定稼働中です。レンタルする場合も、相変わらず選ぶのはConoHaさんかさくらインターネットさん。かつてお世話になったKAGOYAさんも印象深いですが、現在は機能性や価格面からもこの2社が鉄板と感じています。
それでも、「どこで借りるのが一番いいの?」という質問は後を絶ちません。
そして2025年現在も、その答えは“やっぱり機能と安定性、そしてWebサーバーの構成次第”なんですよね。
Nginxなのに.htaccessが使える?──そのカラクリとは
「ハイスピード!」と銘打つ多くのサーバーでは「Nginx搭載」と書かれています。でも、ちょっと待ってください。Nginxって、.htaccessに対応していないはずですよね?
それでも多くの国内レンタルサーバーで「.htaccessが使える」とされています。
なぜか?
答えは簡単で、Nginxはあくまでリバースプロキシ。裏側では結局Apacheが動いているんです。つまり、WordPressが実際に処理されているのはApacheということ。
これは日本のレンタルサーバーで特によく見られる仕組みです。
理由はもちろん、.htaccessファイルの柔軟性。SEOやリダイレクト、セキュリティ設定などを簡単に書けるので、今も人気が高いんですね。
Nginxより速い? 第4のWebサーバー『LiteSpeed』に注目!
ここ数年、私が推しているのがLiteSpeedです。
「Nginxより速い」「キャッシュが強力」「.htaccessも使える」と三拍子揃った、後発ながら大注目のWebサーバーです。
実際、私の独自構築サーバーでも、2023年からLiteSpeedに全面移行。Nginxでの苦労(conf設定やキャッシュ調整、FastCGIの落とし穴など)が嘘のようになくなり、体感速度も見違えました。
今では日本でもLiteSpeed採用のレンタルサーバーが増えつつあります。
とくに「WordPress+LiteSpeed Cache」の組み合わせは爆速です。GoogleのPageSpeed Insightsでも結果がはっきり出ます。
迷うならLiteSpeedサーバーを候補に!
結論から言うと、初心者〜中級者であればLiteSpeed採用サーバーがベストです。
Nginxも悪くはありませんが、日本のレンタルサーバーで“真の意味で”Nginx単独構成でWordPressを動かしているところはほぼ皆無です。見出しにある「Nginx搭載」の実態は、プロキシとしてのNginxです。
キャッシュ機能、処理速度、.htaccess対応、すべてが揃っているLiteSpeedは、現時点で一歩リードしている印象ですね。
🔍 2025年版:主要レンタルサーバー6社の比較レビュー
1. mixhost(ミックスホスト)

- 初期費用:無料
- 月額料金:1,650円〜(36ヶ月契約で割引あり)
- 無料お試し:なし(30日間返金保証あり)
- Webサーバー:LiteSpeed 6.x
- PHPバージョン:PHP 8.3.x / 8.2.x / 8.1.x など
- データベース:MariaDB 10.5.x
- バックアップ:14日分の自動バックアップ(無料)
- SSL:無料SSL(Let’s Encrypt)
チェックポイント:
mixhostは、LiteSpeedとMariaDBの組み合わせにより、高速なWebサイト運営が可能です。特に、WordPressとの相性が良く、LiteSpeed Cacheプラグインを活用することで、表示速度の向上が期待できます。
2.ロリポップ!

- 初期費用:無料
- 月額料金:
- ライトプラン:440円(36ヶ月契約で月額99円)
- ハイスピードプラン:1,320円(36ヶ月契約で月額550円)
- 無料お試し:10日間
- Webサーバー:
- ライトプラン:Apache
- ハイスピードプラン:LiteSpeed 5.4
- PHPバージョン:PHP 8.3.x / 8.2.x / 8.1.x など
- データベース:MySQL 5.7
- バックアップ:ハイスピードプランは7世代の自動バックアップ(復元は有料)
- SSL:無料SSL(Let’s Encrypt)
チェックポイント:
ロリポップ!のハイスピードプランは、LiteSpeedを採用しており、WordPressの高速化に適しています。長期契約による割引も魅力的です。
3. エックスサーバー(XServer)

- 初期費用:無料
- 月額料金:1,320円〜(36ヶ月契約で月額990円)
- 無料お試し:10日間
- Webサーバー:Nginx(リバースプロキシ)+Apache
- PHPバージョン:PHP 8.3.x / 8.2.x / 8.1.x など
- データベース:MariaDB 10.5
- バックアップ:14日分の自動バックアップ(無料)
- SSL:無料SSL(Let’s Encrypt)
チェックポイント:
エックスサーバーは、安定性と高速性を兼ね備えたサーバーです。NginxとApacheの組み合わせにより、.htaccessの利用も可能です。
4. ConoHa WING

- 初期費用:無料
- 月額料金:1,320円〜(36ヶ月契約で月額990円)
- 無料お試し:なし
- Webサーバー:Nginx(リバースプロキシ)+Apache
- PHPバージョン:PHP 8.3.x / 8.2.x / 8.1.x など
- データベース:MySQL 5.7
- バックアップ:14日分の自動バックアップ(無料)
- SSL:無料SSL(Let’s Encrypt)
チェックポイント:
ConoHa WINGは、独自のコントロールパネルと高速なサーバー性能が特徴です。サブドメインごとのDNS設定が可能で、柔軟な運用ができます。
5. さくらインターネット

- 初期費用:無料
- 月額料金:
- ライトプラン:131円(12ヶ月契約)
- スタンダードプラン:524円(3ヶ月契約)
- 無料お試し:2週間
- Webサーバー:Nginx(リバースプロキシ)+Apache
- PHPバージョン:PHP 8.0.x / 7.4.x など
- データベース:MySQL(バージョン表記なし)
- バックアップ:スナップショットを含めて8世代のバックアップ(無料)
- SSL:無料SSL(Let’s Encrypt)
チェックポイント:
さくらインターネットは、老舗の安定感と低価格が魅力です。スタンダードプラン以上でWordPressの利用が可能です。
6. お名前.comレンタルサーバー

- 初期費用:無料
- 月額料金:1,430円〜(6ヶ月契約で割引あり)
- 無料お試し:なし(申込み月は無料)
- Webサーバー:Nginx(リバースプロキシ)+Apache
- PHPバージョン:PHP 8.3.x / 8.2.x / 8.1.x など
- データベース:MySQL(バージョン表記なし)
- バックアップ:14日分の自動バックアップ(無料)
- SSL:無料SSL(Let’s Encrypt)
チェックポイント:
お名前.com レンタルサーバーは、24時間の電話サポートやサーバー移動機能など、充実したサポート体制が特徴です。
🏆 総合評価とおすすめ
順位 | サーバー名 | 特徴 |
---|---|---|
1位 | mixhost | LiteSpeed採用で高速、WordPressとの相性◎ |
2位 | ロリポップ!
![]() | コスパ抜群、初心者にもおすすめ |
3位 | エックスサーバー
![]() | 安定性と高速性を兼ね備えた定番サーバー |
4位 | ConoHa WING
![]() | 独自のコントロールパネルで操作性◎ |
5位 | さくらインターネット
![]() | 老舗の安定感と低価格が魅力 |
6位 | お名前.com
![]() | 充実したサポート体制で安心 |
📝 まとめ
2025年現在、レンタルサーバー選びのポイントは以下の通りです:
- Webサーバーの種類:LiteSpeedは高速性と.htaccess対応を兼ね備え、WordPressとの相性も良好です。
- PHPバージョン:最新のPHP 8.3.xに対応しているかを確認しましょう。
- データベース:MariaDBはMySQLの後継として、パフォーマンスとセキュリティ面で優れています。
- バックアップ体制:自動バックアップの有無や復元のしやすさも重要です。
- サポート体制:24時間対応や電話サポートの有無をチェックしましょう。
特に、mixhostはLiteSpeedとMariaDBの組み合わせにより、高速で安定した運用が可能です。WordPressを利用する方には最適な選択肢となるでしょう。