圧倒的にVPS推し – レンタルサーバーより快適なのはVPSよ

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VPSとは仮想化したサーバーを丸ごと借りるレンタルサーバー

こんにちはMOMO(@hyakubun_plus)です
この一つ前にレンタルサーバーのスペックを比較しの選定する記事を書きました。
そこでも語っていますが、私はやっぱりVPSで他のユーザーに左右されない独自環境が好き。
なので、今回はオススメのVPSについて書かせてもらいますね。

そもそも、初心者向けにわかりやすいサイトを目指しているんです。VPSは初心者には無理! なんて思わないでくださいね。誰にだって初めてはあるわけで、知らないよりは知ってる方がなんか嬉しいでしょ?

なので、ぜひ、この記事でVPSの良さを知って欲しいんです。
経験を積んでいくとレンタルサーバーで不満になる時が来るはず。その時、アフィリエイトで稼ぐサイトになっていたならマネージドサーバーなりに引っ越して、専門家さんにガッツリベースのサーバーはお任せすればいいんですけどね。
きっとその前にも…

「最初の頃よりなんかサーバーが重たくなったなぁ…」

なんて不満はそう遠くなく感じることもあるかも。

そういう時には『あ! VPS!』って思い出してください。

でも…専門知識が必要でしょ?

多くの知らないユーザーと一緒の満員電車より、高級車じゃなくても自家用車。その方が快適だと思うこともあります。
そこそこのスペックを積んだレンタルサーバーと比べ最小構成のVPSでもサクサク。1つのWordPressのサイトくらいなら、全く不満もないと思います。
レンタルサーバーに無いNginxでWordPressを運用することもできますよ。
さらにはメモリもあまり喰わないと評判のLiteSpeedも最小構成のVPSで稼働させることだって

そうなんです。サクサクの第4のWebサーバーを試してみるのになんと月額680円からできちゃう。(ConoHaやさくらの場合)

もちろん、ただレンタルサーバーを借りるだけよりは設定には時間もかかるし手間も多いです。
私はVMを作成してOS(Ubuntu)を最小構成でインストールしてその後はコントロールパネルと一緒にオールインワンでWebサーバー構築してしまうので、ほぼそれにかかる時間は1〜2時間。

そしてサーバーのことがわかってくると、WordPressのセキュリティーのことなどにももっと気を使うようになるし、そういう知識は自分の資産になると思います。

どうですか? ちょっと興味が湧いてきましたか?

VPS(仮想専用サーバー)の基本

百聞の仮想サーバーは独自サーバー上でXenで稼働しています。
ConoHaやさくらで借りられるサーバーはKVM。どっちもメリットがあるのでそこ辺りは個人的に何を優先するかで決めればいいと思います。まぁ、それ以前にVPSをレンタルするなら日本ではほぼKVM一択でしょうか。
AWSと呼ばれるAmazonのクライドコンピュイーティングサーバーはXenを使っていると言われていますけど、EC2の従属性の課金スタイルに不安を感じることもあるでしょう。それと結構な通信トラブルも報告されてるので、現状これは選択を外しましょうか。

ただ、Amazonさんは日本が東日本大震災の時に有益情報を発信する研究機関に無償でサーバーを提供してくれたりと一流企業らしい社会貢献もしてくださいました。当時はまだGAFAなんて呼び方はなかったけれど、次世代Webはこういう大手が日本においてもシェアを独占していくんだろうなぁというイメージが湧いた始まりでした。

まぁ、その割には日本独自の企業が今も頑張ってます。

実際のVPS特徴を見てみましょう

  • 仮想サーバーは独立したサーバーの形式なので他のユーザーの影響を受けない
  • OSから独自の構成を採用できるので自由度が高い
  • 専用サーバーのレンタル費用と比べ格段に安価

いろいろなニーズのカスタマー向けにPHPのバージョンを旧タイプのものまでインストールしているレンタルサーバー。それに比べ、欲しい最新のバージョン一つで稼働させることも可能(インストールするOSにもよりますが)

今回、WordPressやDrupalなどのCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)を利用する人向けに書いてますけれど、VPSなら追加のモジュール(アプリケーション)をインストールするroot権限があるので、どんなWebアプリにも柔軟に対応できるというメリットも。

同じく権限が広いのでNginxなど設定ファイルを弄りやすい。よってレンタルサーバーでは提供のないNginxでのWordPress稼働も実現します。そして米国などのマネージドサーバーに用いられるNginx→Nginxのリバースプロキシだって可能なんです。

ほらほら、またひとつ興味が湧いてきませんか?

自分でOSから選べるVPSを選びましょう

VPSの起動後にまずはOSのインストールが必要です。
このOSを自由に選べるVPSに必ずしましょう。過去、ひどいところではOSのバージョンアップさえさせてもらえないVPSもありました。そんな、OSもバージョンも固定で提供されるVPSはだめ。
いくつかのデフォルトの指定はあってもそれ以外に独自OSが選べるところがベターです。
ネットからインストールしたいOSのISOファイルを仮想ドライブにマウントして使えるところですね。この後各社のVPSをこの前のレンタルサーバーと同様にスペック比較して記事を用意しますので、それを選択のお手伝いにしてください。
OSによっては最新のPHPを追加設定しないといけない場合もあります。
WordPressもDrupalも最新のPHP8.1に対応しています。なので、処理スピードの速いこれを利用するのがおススメです。
黙っていても8.1までインストールされるUbuntu22がLinuxディストリビュージョンにはあります。

Linux系OSで無償で使えるものを利用

  • Ubuntu
  • Debian
  • openSUSE
  • Oracle Linux


上に挙げたのはたくさんある中かのいくつか。UbuntuはDebianから派生なので利用コマンドもルート構造も似ています。
下2つは惜しまれながら開発の終了されたCentOS系のもの。
Webサーバーとして稼働させる時にはどのOSも最小構成のインストールでOKです。ということは、GUIもなくて大丈夫。
OS選びは好みの問題ですね。何もわからないとういう方にはUbuntuをお薦めします。Debianもサクサクしていて人気ですよ。でも、安定を優先しているためパッケージの追加も必要な場合もあります。

VPSでroot権限を持つとサーバ内のさまざまなファイルにアクセスすることができます。なので、構造が似ているDebian系かCentOS系のどちらかで学んでいけばいいんじゃないでしょうか。

Ubuntuのインストール方法はサーバー周りの記事で書いてます。最後にもまとめますが先に読みたい方はぜひこちらもどうぞ。

サーバ管理ツールパネルも入れましょう

最小構成でOSをインストールしたらブラウザからサーバー管理ができるコントロールパネルを入れると便利です。
百聞はこのコンパネも無償オープンソースの『Virtualmin』を利用してます。このVirtualminをインスーとるするだけで、ほぼWeb稼働のシステムウェアはインストールされるという仕組み。Apacheで行くかNginxで行くかこの段階で決めます。
LiteSpeedの場合はコンパネはCyberPanelでオールインワンでインストール。どちらもここ百聞で設定のHOW TO記事に纏めています。どうぞ参考にしてくださいね。

レンタルサーバーで多数利用されているcPanelは有償で利用可能。でもね、結構強気の値段設定なのでVPSサーバー代より高くつきます。それにサーバー設定なんて実際にWordPressのブログを開始したらあまりいじることなどありません。そんなところに、月額数千円も支払うのは勿体無い。
それに比べ、機能も劣らない『Virtualmin』は仮想サーバー利用派には本当に有難い存在。
以前はPleskもcPanelも無償バージョンがあったのに… 今でも変わらずオープンソース版を継続してくれるこういうスタンスが余計応援したい気持ちになるんですよね。

VPSは自己管理だからこそセキュリティー対策は万全に

↑にリンクした『あわせて読みたい』に書いてあるとおり私はセキュリティーはガチガチに固めたい派です。
Ubuntuは初期設定でrootの設定を跳ばします。よって独自設定の上位ユーザーでログインしてsudoで権限を持つことになります。こういう管理画面やSSHでアクセスするポートなどは必ず変更しておきましょう。

そういう一連のセキュリティーについても↑には書いてあります。
そこまでやってサーバーを守ったら、WordPress側でもしっかり管理画面に簡単にアクセスされないように対策を取りましょう。
利用者が多いWordPress。セキュリティーが弱いと言われますが、それは対策をしていないユーザが多いから。しっかり守れば安全に使っていけます。データベース管理、バックアップ、プラグインのアップデート、さらにはサーバーシステムのアップデートも管理パネルで一元管理。このGUIパネルが視覚的にちゃんと警報を鳴らしてくれるますよ。

まとめ

過去、RedHatでLinuxを学び始めた我々世代は無償版CentOSにはお世話になりました。無償であるが故にこうしていきなり開発終了は残念でしたね。でも、ひとつ消えると次がちゃんと登場してくる。そういう層の暑さがこのWeb技術の底力でしょう。便利で有用なものはこの先も絶対になくなりません。進化し続けるだけ。
どんどんユーザビリティーも向上して初心者さんにも易しく扱えるようになるはず。知識も錆び付かせないようにいつもいつも学びと挑戦が必要ですよね。

なので、いろいろ興味を持って弄ってみてください。最初はちんぷんかんぷんでもすとんと収まる時がくるはず。無駄にはなりませんよね。

WordPressはOSがLinuxならほぼOK。ApacheかNginxかLiteSpeedなのかというあたりでは設定方法が少々違ってきますけど。
でも、データベースと公開ディレクトリのバックアップがあればサーバ間移動は可能。
気にいらなかったら、別のOS、別のWebサーバーに乗り換えるてもいいでしょう。そういう自由度がVPSの1番の利点だと感じます。

ぜひ!ご利用を検討してみてくださいな(^-^)

手順はこちらの記事を参考にどうぞ

上にも記載していますが、オススメLinuxディストリビュージョンのUbuntuのインストール。
そしてNginx搭載可能なVirtualminインストール。
この手順の詳細を画像を交えて細かく書いてます。
ぜひ参考にどうぞ!

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著者紹介

過去に"MOMO'S Web Design"というPerlで書いたCGIの配布サイトを運営。開設から半年で40万ダウンロード達成しました。 現在は東京都内の某大学で講師とWeb系で研究とお仕事をしています。得意なものはWordPressとDrupal。PHPやJavaScriptであれこれと。今までの研究を活かして自分のブログやってます。

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